堤真一さま、ベタベタ関西弁で堤の歴史を語る!
久しぶりに丸二日の徹夜で三日目の0時になったところで仕事が終わるという限界への挑戦をしましたが、十年前は丸三日徹夜できたことを考えると、確実に体力は低下していると感じますです。
というような状況だったので、本日は起きたらタモリ倶楽部の時間。久しぶりにタモリ倶楽部を見る余裕をかましていて、あちこちチャンネルを回していると、なんと!R30に堤真一さまが!!!!!!!
見逃さなくてよかったです(激)
堤真一さまは、映画「クライマーズ・ハイ」の主演ということで、宣伝なのですが、いやあ、面白かったですね。何が面白いって、堤さまは兵庫県西宮市の出身なのですが、おもいっきり関西弁で話しているわけです。R30は独特の雰囲気があるので、うち解けて話せるのだと思いますが、めちゃくちゃただの関西の正しいオヤジぶりで、それがよい。
堤さまおっしゃるには、高校時代に何のために大学に行くかがわからなくて、めちゃくちゃ悩んだとのこと。で、高校に行くことも無意味に思えて家にいたため、たまたまワイドショーでJACを見たらしい。それで、とにかく悩んでても仕方がないので、JACに入って体を動かそうと思われたとのことでして。
いやはや、行動に移して、しかもJACに入れるところがすでに凡人ではないんですが、こういう方のきっかけになるのに、テレビが役割を担ったというところに注目したいですね。今、思い出せませんが、一芸に秀でた人で、テレビで何かを見たことがきっかけになったという人は結構います。
話は変わりますが、私も高校の時、腰にヒビが入ったり、難病を発病したりして、引きこもりになりまして、さらにいったい何のために大学に行くのか、どこに行けばいいのか(選ぶような成績ではなかったんですけどね)とものすごい悩んだんですね。深夜映画を見るだけの日々が続いて、相当にいろいろ一人で考えましたが、あれはあれでよかったのかなと今では思います。
堤さまは、その悩んでいる高校生に言いたいと言っておりました。
悩んでいることが正常なんだ、と。
私もそう思います。
そんなにやりたいことが決まっていたり、何かができたりする人っていませんから。
で、堤さまはJACに入った当時、役者になろうという考えは持っていなかったそうです。しかし、転機になったのが、坂東玉三郎さんが主演の舞台『天守物語』だったとのこと。置物の獅子が出てくる内容だったそうですが、その獅子の前足!!が堤さまの役!
ただの置物の獅子が、動いたりするそうで、演出がついたそうですが、高いところから獅子が一気に駆け下りる演技があり、その場所で客席からすごい拍手をもらったのだそうで。それが、ものすごい嬉しかった堤さまは、その夜、ぐでんぐでんに酔っぱらったとのこと。
その時に、坂東玉三郎さんが、「あなたは役者心があるから演技を勉強したほうがいい」と言ってくれたそうです。それが、堤さまが役者を目指すきっかけになったらしい。
この獅子の話をする時の堤さまは、かなりの興奮状態で、今でもその舞台の興奮さめやらぬ感じでした。客が喜ぶことに感動して、喜びに震える堤さまを見て、板東さんが言ってくれた一言も、忘れ難い様子でした。板東さんもすごいし、それを言ってもらって役者を目指した堤さまもすごいですねえ。
テレビ初主演の時は、オーデションにマネージャーが来なかったので、帰ろうと思った時に、相手役の南果歩さんのマネージャーさんが稽古場から出てきて(舞台で面識があったそうで)、何してるの?と聞かれ、マネージャーが来てないから帰ります、と言ったら、
「堤くん何言ってるの、入りなさい!」と首をつかまれて、稽古場に投げ入れられたそうです。で、オーデションに受かったと。
こういうのも成功した人の話でよくありますよね。あの時、あの人がこう言ってくれなかったら…というものです。その後の努力と才能と出会いがなければ、こういう話はお蔵入りになるんですが、それでもやはり世に出る人というのは、強運の持ち主なんだなあと思わずにはいられないです。
デヴィッド・ルヴォーさんの演出については、いったい何を言われているかわからなかったそうです。で、稽古に行くのがイヤでイヤで、わざわざ車道に近いところを歩いて、これで車に轢かれたら自分の責任にはならないので「轢いてくれないか」と考えたとのこと。川があれば、川に落ちないか、とも。
わかりますねえ、この気持ち。追いつめられると私ごときでもよく考えます。でも自分が逃げたことになるとまずいので、あらがえない力によって何かとんでもないことにならないか、と。知人は追いつめられた時、「大地震がこないか」と言っておりましたが、その時の仕事で著名な賞を取りました。そういえば、宮崎駿監督もそのようなことを言っていたので、あれほどの人でも逃げたくなることがあるんですねえ。
で、結局、堤さまは何事もなく稽古場についたらしいのですが、デヴィッドは、「お前が今日、本気でやらないなら、できるまで終わらない」と言ったそうで、その時、頭の中の何かがキレたそうです。でも何を言われているかは一切、わからなかったそうで。
しかし、一気に長ゼリフを話して演技を終えたら、「今日はこれで終了、明日は次のレベルへ行く」と言われたそうです。けど、堤さまは一体何を言われているかわからない(笑)
堤さまは、本日、セリフを吐く前の心のことを言われていたんだ、と言っておりましたが。そのデヴィッド・ルヴォー演出の舞台が今秋あるので、8年ぶりに会うそうで。今から怖いようなことを言っていましたが、嬉しそうでした。
で、「クライマーズ・ハイ」ですが、これは日航機墜落事故の時の新聞記者たちの話です。堤さまは、「役作り、というのを俺は好きじゃないというかやらないんだけど、今回は彼らが新聞をどういうふうに大事にしているかを知りたかったから現場を見せてもらった」と言っておりました。
この日航機墜落事故、今でもあの時のヘリに助けられる少女の映像を覚えていますが、周りの人たちであれを実際に取材した人たちがいます。墜落後、道なき道を報道するためにかき分けたらしいですが、とにかく人肉の焼けたなんとも言えないニオイを今でも忘れられないとのことでした。何度聞いてもすごい話です。
それはさておき、堤さまは最後に司会の二人から「親近感がわいた」と言われて、「かっこなんてつけてられないよ」的なことを言っていましたが、いやあ、かっこいいっす。やはり正しいオヤジというのはかっこいい。一緒に飲んでみたいものです。
| 固定リンク

コメント
相変わらずのハードワーク。身体壊したら確実に労災の対象になりますね。「出版」という業界の風土なのでしょうか。
大好きな堤氏のことを書かれるドロシーさんの文章はわくわくするように弾んでいますね。読んでいて楽しさがビシバシ伝わってきます。「クライマーズハイ」は横山秀夫なので買ってはいるのですが、なにか当時の凄惨な情景が思い出され、まだ読んでいません。でも映画化されるんですからいい小説なのでしょうね。明日でも読んでみます。
投稿: スー | 2008年7月 5日 (土) 17時45分
Change何回か観ました。このドラマはどこに焦点を合わせて観ればよいのでしょう。政策論議一切なし(小児医療がありましたね)、青春ドラマのような非現実的政界内紛、大した恋愛もなし、ほんとにキムタクにおんぶにだっこのドラマですね。
投稿: スー | 2008年7月 7日 (月) 21時54分
>ストーさん、どうもです。
すっかりレスつけられず日にちがたってしまいすみません。
ちと、状態が悪くなって、寝込んでおりました。このまままた悪い時の状況に逆戻りか?という感じで怖かったのですが、なんとか復活しかけてます。
ところで、CHANGEは、最後にきて楽しめましたよ。これはやはり月9として楽しむのがよかったのだと再放送を見ながら思いましたが、最終回はなにげに踏ん張ってました。
キムタクがもう少し、悪いところもある設定だとよかったんですが。ワタクシのバイブルとも言える「沈黙の艦隊」の海江田艦長は悪魔かと思わせるところがいいんですよ!!
投稿: ドロシー | 2008年7月15日 (火) 00時05分