さんま史上最悪ドラマ「ハタチの恋人」の見方
うーむ。あまりのことに逃げに逃げて書かずにきましたが、最終回を目前にしてはやはり逃げ続けるわけにもいきますまい。
ということで本日は「ハタチの恋人」であります。
そもそも「ハタチの恋人」が放送されている枠、TBSの「日曜劇場」をバカにしている人は多いと思います。まあ、確かに気の抜けたものが多かったりするのも事実。しかしながら、前作は「パパとムスメの7日間」ですからね。やる気になれば、気の抜けたサイダーながらも、懐かしい味やなあ、という話にもなり得るわけでして。
が、この「ハタチの恋人」は、気が抜けているだけにとどまらず、3日前のサイダーの人工甘味料がベタベタに気持ち悪く感じるような代物であります。ワタクシが大ファンの明石家さんま主演ドラマをこう書かざるを得ないのは誠に悲しい。
イヤな予感はすでに初回からありました。カラオケ屋でさんまが、自分の過去の恋愛三部作とやらを長ゼリフでしゃべりまくるという演出。その恋愛三部作とやらにヒネリが全くないうえ、さんまをマジとして見ればいいのかコメディとして見ればいいのか、視聴者が困惑するような代物でありました。最近の女子高生がいい意味で「ヤバイ」と使いますが、本当の意味でヤバイってやつです。
で、その恋愛三部作とやらは、友人の作家が書いたベストセラー「恋桜」の元ネタになっておるという設定なんですが、その友人は篠原涼子のダンナ、市村正親であります。まあ、この「ハタチの恋人」で唯一、弾けているのはこの市村正親。作家という設定が、あまりに濃い顔と演技に幸いにもマッチして、スカスカの演出の中、救いとなっておる。が、しかし、舞台仕込みの腹式呼吸はいらないな。シェイクスピアじゃないんだからさ。
あらすじは、その恋愛三部作に出てくるさんまの初恋の人、エリ(「いとしのエリー」がかかりまくり、これもマジなのかギャグなのかわからず)にそっくりのユリという女の子と出会ったさんまが、ダメダメサラリーマンとして家庭を持ち平凡な人生を送っている中で、恋をするという物語です。
そのユリには長澤まさみちゃん。さんまが長澤まさみ大好きなのは有名ですが、それだけのことでドラマが企画され、ビッグネームをそろえればまあなんとかなるだろうとの甘い考えのもと、「ハタチの恋人」が作られたのは明白です。
ワタクシも大好きな長澤まさみちゃんはやはり可愛く、新幹線に乗るさんまを追いかけるようにホームを走ってくる場面があったのですが、走っていてあんなにかわいい人はいないでしょうな。たいてい、髪の毛は後ろになびいて顔丸出しになるのだからアラが出るものですが、彼女にアラは全くなし。あまりにも美しい。
しかしながら演技にはこれといって光ったものがあるわけでもなく、というかこの脚本、設定で光ったものを出せというほうが無謀なので気の毒なのですが、長澤まさみちゃんの良さが出ません。
ところでネタバレですが、さんまの初恋の人、エリは実はユリ(まさみちゃん)のお母さんだという話で、そのエリに小泉今日子、キョンキョンです。キョンキョンとまさみちゃんが一緒に寝ているシーンがあったんですが、顔の作りが違うものの、かわいい人というのは顔の小ささとか目、鼻、口のおさまり方が似るもので、意外や意外、親子だと言われても違和感がないんですなあ。
そして長澤まさみちゃんに恋する男の子に塚本高史くんです。ワタクシ、塚本くんがなぜモテるのかさっぱりわからなかったんですが、先日、夜のトーク番組に出ている姿を見て、すっかりホレてしまいました(笑)。すごく男っぽくてカッチョいいですね。最近の役柄があまりにショボい脇役ばかりなので、深夜の番組で見た時には同一人物だとわかるまでしばらく時間がかかっちゃいました。ああいうワルそうな男の子にオンナは弱いってのを思い出した次第。
さんまは何かのトーク番組で、「この間、ロケ中に長澤の頭の上にハエがとまったから、ハエが止まるのはウンコやから、オマエはウンコやと言ったら、うぇーんと長澤が泣いた」と言って、やっぱり二十代はわけわからんわと言っておりましたが、ワタクシの見る限り、まだドラマ放送中のため、このドラマに対するコメントはないような。たいていが、長澤まさみネタですね。
でも、ドラマが終わったら、このさんま史上最悪のドラマをネタにすることは必至。マジでもギャグでもない超中途半端な脚本と演出をどうギャグにするか、今から楽しみであります。そのためにも最終回は見ておく必要あり。どうも長澤まさみちゃんとさんまは、親子かもしれないという不安を抱きながらも、惹かれ合う心に勝てず、苦しむらしい。その苦しみ方もまた中途半端というか全く盛り上がらないんですが(笑)
この盛り上がりなきドラマをどう終わらせるのか、そういう意味で興味があります。
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